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失敗しないリフォームのために!マンションリノベーションの見積をチェックする3つのポイント

関東の中古マンション販売戸数が新築マンション販売戸数を超えた昨今、中古マンションのリノベーションを考えている方が多数いると思います。
ある人は自宅のリフォームだったり、ある人は経年のマンションリノベーションを検討していると思います。DIYですべてやるのは難しいので、ほとんどの人は工事を業者さんに依頼することが多いと思います。

施工業者さんによって金額が変わるため、必ず見積をとって比較検討するべきだと思います。

しかし・・・。

皆さんは見積を受け取って、内容をご覧になった時にまずどう思われますか?ほとんどの人はこう思われるのではないでしょうか。
「言葉が専門過ぎて何を書いているか分からない」「人工?㎡?1式?単位がよく分からない」
長く建築業界にいるので慣れてしまっているので感じませんでしたが、一般の方には馴染みのない語句が多いかもしれません。

チェックする3つのPOINT

そこで、リフォーム・リノベーション工事見積もりをチェックするために3つのポイントをお教えします。

「仮設工事」ってどんな工事でしょう?必要でしょうか?

答え:必要です。工事見積のほとんど場合、見積の最初に仮設工事という項目があるのではないでしょうか。

「仮設工事」とは工事をするための必要な処置や費用のことです。
弊社では養生工事・発生材処分費・荷揚げ揚重費・足場工事などが該当いたします。

「養生」とは  “お身体を養生する ” の養生と同じ意味でお客様の家具や工事に該当しない箇所、マンションの共用部などを傷つけない様に保護するための工事のことを指します。マンションのエレベーター内や共用廊下、工事しない箇所をプラスチック製の板やほこりがかからない様ビニールなど覆います。最終的には捨ててしまう養生材ですが、当然費用がかかります。また、規模により養生専門業者に施工してもらう事となります。

「発生材処分費」とは工事で発生する、梱包材、端材、ゴミなどの処分費用をいいます。家庭ごみと違い産業廃棄物となりますので適正に処分するためにやはり費用がかかります。

「荷揚げ揚重」とは、建築資材を現場(お部屋)に運ぶための人員のことを指し、荷揚げさんという専門職がいますので多量にある場合はやはり費用がかかるものです。

「足場費用」とはよく工事現場の外にかかっているものを想像してしまいますが、内装の場合も脚立足場などの足場が必要なためにそれも費用がかかります。

上記の通り、実際に引き渡しの際には手にするものではないものですが、それぞれに費用がかかってしまうために、どうしても必要な項目となります。逆に全くこういった記載がない見積の場合はその見積を提出した業者はどうしているのか、非常に気になるところですね。

~Check Point!~ここでチェックするポイントは、その金額が妥当なのかどうかということになります。

工事するマンションの規約や特性などにより一概にいくらとは言えませんが、養生工事や荷揚げ費用、足場費用が各工事10万近く超えている場合は、なぜこんなにかかるのか内訳を業者さんに聞いてみましょう。

また、発生材処分費は大体1㎥あたり高くても\15000ぐらいのはずですので、あまりに高額の場合もなぜこんなにかかるのか聞いて見る必要があります。

人工、㎡、材工、一式?単位の意味は?

私達は慣れてしまっていますが、確かに建築業界特有の単位となります。

●人工(にんく):職人1人のことでいわゆる「日当」という事となります。職人に支払う日当となりますので、この金額を削ると段々職人の質が悪くなってしまいますが、高くても\25000〜\30000で\30000を超える人工はよっぽど特殊な職人かそうでなければ高過ぎますので指摘しましょう。

m、㎡、㎥:数学で習った通り長さや面積となりますが、建築ではこれらの単位で工事の量を示します。

壁紙や床仕上げなどは面積で金額を決めます。

コンクリートなどは㎥で単価を決めます。

塗装工事などは通常面積で㎡で単価を決めますが、手すりなどの細いものはmで単価を取り決めます。

 ●材工(ざいこう):材料と手間(人工)あわせたことを言います。

一式:材工一式というような記載を示しますが、材料と工事を分けられない工事の場合や細かな材料などを全て記載しないで一式と記載します。

 ~ Check Point!~ここでチェックするポイントは1式ばっかりで内容が記載していないのではないかということです。

建築のほとんどは材と工で分けられる工種なんですが、あまりに詳細がなく、少ない項目で一式としか記載していない場合は、その内訳を確認しましょう。

どんぶり勘定の様に〇〇工事一式という記載しかない場合は、どこまで含まれているか、不明ですので工事が終わってから、「追加が発生した」などのトラブルの元となります。

会社諸経費って必要?

答え:必要です。工事項目の最後に会社諸経費という項目があります。

これは打ち合わせの費用やその他図面の作成費用、労災費用や保険など会社運営の為の諸経費のことですが、「当然施工会社の利益」も含んでいます。ですので、この項目がない見積の場合、いったいどこで利益を上げているのか、それまでの項目の金額が本当に妥当か怪しく見えてしまいますね。

~Check Point!~ここでチェックするポイントは、その諸経費の比率はどのくらいかということになります。

おおよそ5%から高くても15%ぐらいとなりますので、諸経費が工事費用の15%を超えている場合は、内訳を聞くのではなく直球で「もう少し減額できませんか?」と聞きましょう。

担当者により少し減額できる%があるはずです。

 

以上、工事見積の3つのチェックポイントを書きました。建築工事とは皆さんが思っているよりもずっと細分化して職人に分業していますので、語句の言い回しが難しいことがあると思いますが、大前提として見積の中で不明な点やあまりに高額な場合はしっかりと業者に説明を求めましょう。

しっかりとした会社さんは細かく説明してくれるはずですし、完成後のトラブルを避けることができるはずです。

それではみなさん、いいリノベーションを!