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調べるとスゴかった【ジョリパット】

※上記写真出典:株式会社達美装HPより

ジョリパット

内装に少しでもかかわっている人ならば誰しも一度は聞いたことがある名前ですね。

アイカ工業株式会社の商品の一つで水性アクリル系の塗材となります。

TOTOの「ウォシュレット」のようにあまりにもその名前が有名すぎるため、施工方法の一つのように認知されております。

内装仕上げランキングをもし付けた場合、クロス、塗装、タイルの次ぐらいの上位に来るのではないでしょうか。

あまりによく聞くために詳細に商品について調べたことがありませんでしたが、調べてみるとその多様性とデザイン性の自由度がとても広いことがわかりました。

一般的には、内外装に使用され、鏝で塗る漆喰みたいな和の仕上げという感じではないでしょうか。

パターンの陰影がでるためアクセントや、ショップ全体の壁などでも使用されると思います。

ジョリパットは1975年にアイカから発売され40年以上内外装の塗材としてトップシェアをとってきたことから改良が重ねられ、多種多様なバリエーションと機能が付加されてきたといえます。

機能面では、外装材にも使用されることからもわかる通り、耐候性に優れてるといえます。

高耐候性のある「ジョリパットインフィニティ」や可とう性(たわみや曲げに対する耐性)に優れた「ジョリパットネオ」。

また、冬季の施工に対応するものなど多種多様なバリエーションがあります。

汎用性に優れた特徴として、鏝、吹き付け、ローラーと施工方法が三種類もあるといえるのではないでしょうか。

これは同じジョリパットなのに、塗装屋さんに吹付でお願いする場合と、左官屋さんに鏝でお願いする場合があるということになります。

ジョリパットのメリットとして、外壁ではサイディングとは違い手仕事ならではの親しみのある仕上げができるといえます。陰影がでるために壁面に表情が出るとも言えます。また、サイディングのように割り付けやコーナー材を使用しなくてもいいのも〇ですね。

また、既存のブロック塀にも使えますので、統一感のある仕上げをすることが出来ます。

但し、サイディングに比べるとどうしても汚れや傷に弱いといえます。

塗材ですので傷の補修はできますが、部分で補修すると補修感は消えないですね。

これはメリットともデメリットとも言えませんが、手仕事ですので職人によるムラがどうしても発生してしまいます。サンプルでパターンを選びますが全くその通りにはなりませんので、現場で左官屋さんが一部分を鏝で仕上げ、「こんな感じですか?」「もうちょっとラフに」など会話をして仕上げることになりますので、ある意味ではオリジナルの仕上げができるといえます。

カラーバリエーションも豊富でアイカによると独自のカラーシステム(カラーキューブ)で形成されています。

個人的には日塗工対応品番を作ってくれればいいのにと思いますが。

今回ご紹介したいのは、外装ではなく、内装用で磨き壁タイプという仕上げになります。

アイカからは高級塗材「クライマテリア」として発表しております。

アイカによると

❝「ジョリパット イタリアートⅡ」を「クライマテリア イタリアート」とした上で、ジョリパットブランドからクライマテリアブランドへ移管します。❞

とあります。

過去には、和テイストや沖縄テイストでボーダー系の校倉や住居でのアクセントでクリフ系の漆喰調、イタリアンカフェでのラフ系のランダムなどを施工してきましたが、今回はとある現場でクライマテリア/イタリアートを弊社で施工いたしました。

恥ずかしながら、ジョリパットでこのようなスタッコ調の磨き壁ができるとは知らず、先日完成現場を見たときに思わず「本当にジョリパット?」と施工担当者に聞きなおしてしまいました。

実際の手触り感もまさに磨き壁という風で、ジョリパットの骨材感は少ないです。アイカの提唱するように高級感がありました。

また、2色の色合いが職人の技量によるものが多く、まさにアート壁ですね。

住宅よりは、ビルやマンションのエントランスなど、高級感があるところで使用できそうです。

今回、コラムを書くにあたり調べると「ジョリパットゼロ」という骨材をガラスビーズにしているものもあるようです。

さすがアイカという気持ちと自分の勉強不足を痛感致しました。

近々で同じ内装左官材で「シリカライム」という100%天然無機の左官材を使用しますので、機会があればご紹介したいと思います。

※参考資料:アイカ工業株式会社 ジョリパットHP